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2009年10月16日 (金)

演奏会に行ってきました「野尻多佳子ピアノリサイタル シューマン、ベートーヴェン」(2009-31)

東京文化会館(小ホール)東京文化会館友の会プレゼント企画に当選したもの。 (JR上野駅公園口徒歩5分、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅・徒歩10分)

《プログラム》

R.シューマン:「ダヴィッド同盟舞曲集」 OP.6

L.V.ベートーヴェン:ピアノソナタ「月光」 OP.27-2

《印象 感想など》

 私の席:I列25番(自由席)中央 ピアノ:スタインウエイ 奏者は白いドレスで登場。

R.シューマン:「アラベスク」 OP.18

 聴いたことのあるメロディー。ロマン的な曲。

R.シューマン:「ダヴィッド同盟舞舞曲集」 OP.6

 第1曲 Lebhaft(プロローグ)F.E.  第2曲 Innig(メデティション)E.  第3曲 Mit Hit Humor F.  第4曲 Ungeduldig(ストリーム)F.  第5曲 Einfach(少女)E.  第6曲 Sehr rasch(ストリーム)F.  第7曲 Nicht Schnell(メランコリー)E.  第8曲 Frisch(スケルツォ)F.  第9曲 Lebhft  第10曲 Sehr Rasch(バラード)F.  第11曲 Einfach(優しい歌)E.  第12曲 Mit Humr(スケルツォ)F.  第13曲 Wild und lustig(行軍)F.E.  第14曲 Zart und sinend(夢見る人)E.  第15曲 Frisch F.E.  第16曲 Mit guten Humor F.  第17曲 Wie aus der Feme(遙かに)F.E.  第18曲 Nicht Schnell(最後のワルツ)

《印象 感想など》

 7時10分から7時40分。第1曲 ダイナミックな出だし。第2曲 語りかけるような曲。第3曲 力強いタッチ。第4曲 ロマン的な曲。第5曲 ピアノ(弱い音)で、素敵なタッチ。第6曲 勢いのある曲。第7曲 思わせぶりな曲。第10曲 力強い曲。第11曲 しなやかな曲。第12曲 勢いのある曲。第14曲 夢見るような、やさしい感じの曲。第15曲 力強いタッチ。第17曲 夢見るような感じの曲。第18曲 少しテンポを上げて。心地よいワルツ風の展開。最後は静かに終わる。

《プログラムノート》  野尻多佳子

 本日はお忙しい中、またお暑い中をお越しくださいましてありがとうございます。久しぶりに自分自身でプログラムノートを書いてみたくなり、ペンをとりました。

 まず、お詫びと訂正です。フライヤーでは第2部の冒頭、ショパンのノクターンと印刷されていましたが、リサイタルの直前にどうしても「熱情ソナタ」の前はもう一曲ベートーヴェンを弾きたくなり、ノクターンに替って「月光ソナタ」を入れさせていただきました。シューマンとショパンは、同年生まれで同時期に活躍した同じロマン派を代表する作曲家なのですが、最近あまりその個性の違いに改めて圧倒されてしまい、一緒に弾くことに抵抗が出来てしまいました。(CDでは同じアルバムに入れているのですが・・・!)またまた、気まぐれが・・・でも心の真実の声・・・どうぞお許しくださいませ。

 「ダヴィッド同盟舞曲集」は1837年、シューマンが27歳の時に作曲されました。「ダヴィッド同盟」とはシューマンが考え出した架空の団体であり、因習的、保守的な古い芸術に対して挑んでいくいく人々を意味しています。活発で闘争的なフロレスタン(F)、静かで瞑想的なオイゼピウス(E)を主人公として様々な曲想が登場しますが、どちらもシューマンの内面の表現にほかなりません。また、この曲集のいたる所にクララ・ヴィーク(後のクララ・シューマン。女流ピアニストの草分け的存在)との恋愛の影響が感じられます。第一曲の冒頭にはクララの同じ作品6の「音楽の夜会」に使われたテーマを用いています。「音楽の夜会」も架空の音楽家たちの集いを表した曲で、「ダヴィッド」と同様のテーマを持っています。この時期、クララの父が二人の仲を大反対していましたが、若い二人はこうして結び付きを強めていったのです。シューマンらしい、情熱的な、詩情あふれる作品です。18曲から成りますが、個々の曲にはドイツ語の表情やテンポに関する表記だけで題名はついていません。( )の仲の副題?は私が感じたままにつけてみたものです。

 

       ・・・・・休 憩・・・・・

L.V.ベートーヴェン:ピアノソナタ「月光」OP.27-2

第1楽章 アダージョ  ソステヌート  第2楽章 アレグレット  第3楽章 プレスト

第1楽章 低音がよく聴こえる。  第2楽章 メゾフォルテの強さ。下の音が、よく聴こえる。  第3楽章 テンポを上げて、気持ちよく走る。

《プログラムノート》 野尻多佳子

 ベートーヴェンの「月光」も「ダヴィッド・・」と同じ27歳の時に書かれました。ピアノ弟子でベートーヴェンの青春の一幕を飾った伯爵令嬢、ジュリエッタ・ヴィチアルディに捧げられています。「月光」はニックネームで正式には「幻想風ソナタ」、恋の曲というより、耳の疾患に絶望する苦悩と静かな決意を曲に思えます。

L.V.ベートーヴェン:ピアノソナタ「熱情」 Op.57

第1楽章 アレグロ アッサイ  第2楽章 アンダンテ コン モルト  第3楽章 アレグロ

《印象 感想など》

 第1楽章 強いタッチの曲、演奏。力強い演奏。低音のメロディーが響く。テンポを上げて中音のが美しいテーマ。  第3楽章 テンポを上げて走る。コーダはテンポを上げてきっちりと終わる。

《プログラムノート》 野尻多佳子

 「熱情ソナタ」は、親友でパトロンでもあったブルンスヴィック伯爵に捧げられています。この頃のベートーヴェンは、遺書まで書いた大きな苦しみから立ち直り、新しい力強い世界を得て、次から次へと傑作を生みだします。この時期のベートーヴェンの作品には、大きなエネルギーと強い意志と、ある種の使命感のようなものさえ感じられます。自分が何者であり、世界に何を表明するのかを自覚し始めたような自信も見られます。

 私にシューマンが親しい友であるなら、ベートーヴェンは大きな山・・・いつも近くにあるのに登ろうとすると、ますます高く遠く感じます。それだから常に登りたいと思うのでしょうけれど・・・。

アンコール グラナドスの曲

《プロフィール》

 東京生まれ。大学在学中より、オーケストラとの共演、室内楽、ソロ等の活動を始め、ソロリサイタルや、内外の音楽祭に出演。卒業後、しばしば渡欧し、ヨーロッパの著名な演奏家達の指導を受ける。

 現在、ソロや室内楽で活躍。2000年より、銀座の王子ホール、東京文化会館小ホールで毎年ソロリサイタルを行う。ドイツ、オーストリー、スイスなどでも演奏活動を行い、国内外の著名な演奏家との共演も多い。また、ヨーロッパの様々なピアノ(スタインウエイ、を初めとして、ベーゼンドルファー、ベッヒシュタイン、プレイウェル、クローネ、等々)を使っての「モンヴェール・サロンコンサート」シリーズは15回にわたり多くのファンを得ている。そのほかにも、現代美術とのコラボレーションコンサート、長野県川上村所蔵の1900年製造のスタインウエイでのリサイタルなど、ピアノの音色に大きなこだわりをもつことをポリシーとした活動が多い。・・・・

《レコードやCDのことなど》

ベートーヴェン:ピアノソナタ

 レコードやCDなどは自分の気に入ったものを聴いていればいいわけですが、私はバックハウスリードリッヒ・グルダのCD全曲盤をよく聴いてきました。

   

     

        

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